■ボクを置き去りにして・・・

 

値上がりしたのですっかり行かなくなった方の中華屋にひさしぶりに行ってみた。

近所に食べるところがほとんどないので仕方なしに・・。

この店はとにかく量が多い。

定食でもラーメンでもとにかく大盛りで、
これでもかと言わんばかりの量なので、
正直食べるのがキツい時がある。

おじいちゃんおばあちゃんのお客さんなどは、よく食べきれずに残している。

 

 

今日はタンメンを注文した。

出来上がるまで待ってる間、ふと周囲を見回すと

客はボク意外に5人いたが、
全員がタンメンを食っていたww

 

そんなことってあるんだろうか??

 

同じ場所で他にもメニューがたくさんあるのに、

6人全員が同じものを注文することって。

 

ボクはおかしかったのでフフンと鼻で笑いながら

向かいの席に座っている中年のオッサンのほうをなにげに見ると、

オッサンがなにかの調味料を執拗に何度も何度もかけているのが目に入った。

あんまり執拗なものだから、何をかけているのか気になって、

それでもあんまりジッと見てると感じ悪いから、

オッサンが調味料置きに調味料を戻した時にこっそり確認するとそれは・・・

 

酢。

 

オッサンはタンメンに大量の酢を投入していた。

か〜なりの量入れてたみたいだが、

・・・・タンメンは酢を入れるとうまいのデスカ??

 

しばらく待っているとボクにもタンメンが運ばれてきた。

店のバイトの女の子が両手で運んでくるのだが、

野菜が器の上にそびえ立つようにてんこ盛りにされている上に

スープが器ギリギリまで注がれている。

水面張力でかろうじて持ちこたえているレベルである。

小さな地震が来ただけでも汁が確実にこぼれます。

 

バイトの女の子はこぼさないように
“おっかなびっくり”タンメンを見つめながら
牛歩のごとく亀のごとく、両手でこぼれないようにタンメンを運んでくるのだ。

バイトの女の子の細い腕がプルプル震えているww

ボクの前にタンメンを置くと、女の子の額は汗グッショリで、

肩で息をしながら何かの錠剤を飲んでいた。

たぶんトランキライザーだろう。

汁をこぼした日には、
厨房のオヤジの想像を絶する卑猥なセッカンが待っているに違いない。

 

まぁとにかくものすごい量だ。

この店の主人は加減というものを知らないのだろうか。

たかがケンカなのに、うっかり殺してしまうような人なんだろうか。

 

 

麺を食べるためには山盛りされた野菜を食べて減らさなければならない。

野菜を食べてるうちに満腹になって、
麺まで辿り着けない人だっているんじゃないだろうか。

 

そんなことをモヤモヤ考えながら、
なかなか姿を現さない麺を求めて
ひたすら野菜の山を平らげていると
もう一人客が入ってきた。

「まさかなぁ・・・」と思いながらその客が何を注文するのか聞いていたら


 

「タンメンください」

 

 

と言ったwww

今日はタンメン・デーですか??www

 

 

まぁ、それはそれとして
タンメンって意外と人気あるんですね。

他の店でもよく注文してるの見るし。

 

 

※今では自分もタンメンに大量の酢を入れるようになりました。

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