はじめに
★BHとは★

映画狂の管理人が自分が観たいものを自分で作っちゃえと、高校の頃からせかせかと書き続け、
一時絵描きスランプと同時にストップしてたものを
「学生の時の夢を完結させちゃる!」と引き続きイラスト化したもの。

チャプターによってハードボイルド、西部劇、密室劇、ハードアクション、コメディ、
冒険活劇、戦争、ラブストーリーとコロコロ様変わりし、主人公が登場しないものや、
脇役メインのチャプターさえある。
その数も50話ほどあり(ほとんどは粗書き)、設定も名前もキャラデザインさえも不安定だ。

基本的に、未来を舞台に主人公の賞金稼ぎのジョン・スタッカーが宇宙を股にかけ
人相の悪いやつらをひっつかまえる話。
少年時代から中年時代までを描く。
主人公はもとより悪役や脇役のバックボーンや、
チンピラのくだらない与太話まで細部のディティールにこだわっている。
しかし、静止画ではこれを表現することはできない。マンガを描く根気もない。
しかも、田舎に保管していた原稿類を紛失され、(ご・・50本分が・・・)
今や私の頭の中と手元の数少ない原稿と資料だけに。

●人々と文化

遠い昔に起こった食料難や環境破壊、人口増加などから、惑星各地への植民地開発は急速に進む。
ワープ航法は短時間での宇宙空間の移動を可能にし、地上の旅行より安全とさえ言われるまで発展、
人間の活動範囲は更に拡大する。
ついには原住民との人間との共生という文化も浸透してくる。
そして、原住民との戦争や、人種差別のようなものも地球上のそれと同じく存在する。
それに伴い、各植民地での文化もそれぞれに異なった発展を遂げ、経済も拡大。
そして、犯罪者の数も更に増加する。
そして、人口問題も解決した地球も相変わらず発展を遂げていた。

●バウンティ・ハンター(賞金稼ぎ)とは

惑星間の移動が容易になったため、犯罪者はあらゆる星への逃走が可能になり、
ついには宇宙警察の力では追いつかなくなってくる。
そして、それを警察側ではなく、民間から提示したシステムがBH(賞金稼ぎ)だ。

現代においてBHとは、国境を越えて逃亡する保釈中の犯罪者を捕らえて引き渡すなどが主な役目。
だがこの2×××年の未来の舞台においては、警察自体の力が弱体化しているため、
BHは凶悪な犯罪者を警察の代理として捕獲、または殺害も許される。

また企業は自社のイメージアップのために優れたBHの援助に力を入れる。
この支援する企業グループをスポンサーと呼ぶ。
スポンサーに参加する企業は、食品、建築、自動車、病院、兵器会社、
医療、玩具の会社まで多岐にわたる。

スポンサーの指示は、スポンサーとは別の企業が、彼らの意向を伝えるエージェントを介して行われる。
ジョンの場合はナオミだ。
ナオミは専属のエージェントではなく、自社の重役の秘書も兼ねている。

この時代において、BHによる犯罪者の駆除は福祉みたいな役割を持っていて、
犯罪者の撲滅を一般市民にアピールしている。
現代で言うところのエコマークやリサイクルマークに近い意味ももっている。

当然、その存在に反発する声もあるが、軍隊が出動してくるよりはマシなのだ。
しかし、その存在自体が汚い仕事であることに変わりはなく、「警察の犬」呼ばわりをする者も多くいる。

BHには、スポンサー付とフリーとが存在する。
フリーは自分の身ひとつだが、スポンサー付は仕事を選べない。
スポンサーの意向と指示に従って仕事をするため、犯人捕獲の他にも要人護送や危険物運送など、
本来関係ないような依頼が来ることもある。そのへんは企業の体質に左右される。

BHの名前や素性が公表されることは当然ないが、警察と企業グループにはその存在が登録されている。
警察とは犬猿の仲だ。

スポンサーは専属のBHの資金面、装備、雑務、生きたまま捕獲の際のボーナスを保証。
それとそのスポンサーの属する職種ならではの特典が付加されることもある。
例えば、それがジョンにとっては、姉を救うことになる病院施設だったわけだ。
ただジョンは装備に関して相棒のピートを信頼しており、頼ることはない。

また、犯罪者の世界にもBHは存在し、こちらはまったく別物で、
殺人・誘拐・拷問・あらゆる違法行為も辞さない無法者たちだ。


◎ジョン・スタッカーのスポンサー

スポンサーの意向により、犯罪者の捕獲以外の仕事も依頼される。選択は出来ない。

危険度は高いものが多い。それと引き替えに病気の姉はスポンサーの病院施設が面倒を見てくれる。


◎タイト・ムスチコフの場合

スポンサー付であるが、例外的にあくまで自分の趣味で仕事を選ぶ。
その基準は標的を殺害していいかどうか。

危険度は大。
ただジョンと違い、クールで知略に富み、用心深く、
利用できるものは何でも利用するため、負傷することはまずない。

彼がスポンサー付のBHなのに仕事を選べるのは、冷酷非情な男ながら、
彼を支援するスポンサーはいくらでもいて、
気に入らなければいくらでも乗り換えられるほどの支持があるからだ。

狙われた標的は確実に消されてしまうため、犯罪者からは「死を呼ぶ男」と恐れられている。


◎ハンターキラー

犯罪者側の依頼を受けてバウンティ・ハンターを付け狙う仕事に携わる者。
バウンティ・ハンターは警察の業務の代行のようなものだが、
警察から擁護されているわけではないので、
自分の身は自分で守らなければならない危険な職業だ。
主人公ジョンの妻ルシィが殺害された時期もちょうどハンターキラーが急増した時期で、
これは“BH狩り”と呼ばれる。
BH狩りによって殺害されたハンター達は数知れない。ジョンの旧友ホルスもその一人である。

 

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